バイク買取査定

不動車でも買取してもらえる?

2014/11/14
文/野岸 泰之 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部


バイクを売却したい時、その車両が動く状態であるとは限りません。仕事が忙しく乗る時間が作れなかったり、故障や保険切れなどで放置してしまったなど、その原因は様々です。そんな『不動車』は買取りしてもらえるのでしょうか?

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不動車だけでなく事故車も買い取ってもらえる可能性あり

リビルドや部品取り、海外販売など販路は様々

不動車といってもその症状は『十台十色』だと思います。単にバッテリーが上がっているものから、何かが原因でエンジンがかからない故障状態のものまで色々あります。バイク買取りサービスは一般的に実動車両以外は買取りしてもらえないと思われていますが、そんなことはありません。不動車でも、業社によっては修理や部品取り車として、買取りをしてもらえるケースがあります。また、国内4メーカーのバイクは年式が古くても海外では非常に人気が高いこともあり、海外への販路を持っている業社は修理後に海外へ流通させることが多いようです。修理体制や再販ルートを持っている業社にとっては、不動車でも大切な商品になります。

また、不動車よりも買取りのハードルが高くなる事故車ですが、こちらはリビルド用や部品取りとしての使用用途があり、買取り対象となります。

ただ、不動車にしろ事故車にしろ、自走はまず無理だという前提で考えると、買取依頼は出張買取りをしてくれる業社に限られてしまいます。それでも、ただ廃車処理をして出費がかさむのであれば、少しでもお金がついて買い取ってもらえるほうがよいでしょう。

買取一括見積もりサービスを利用すれば、近隣でサービス対応可能な業社が見つかる可能性があります。値段も案外よい値がつくかもしれません。不動車・事故車だからといって諦めず、まずは買取一括見積もりサービスを利用してみてください。

不動車となり長年乗らないと、バイクはどうしても埃を被って汚れがちです。こうなると、いくら優良な修理対象車や部品取り車でも、どうしても見積もり査定の評価は下がりがちです。できれば、洗車をして少しでもきれいな状態にして見積もり査定を受けることをお薦めします。

また、事故車の傷は無理に直す必要はありません。よかれと思って自分で修理したところ、傷の状態が確認できないなどの理由で逆に評価が下がることもあるので、傷はそのままにして見積もり査定の際、スタッフに伝えるようにしましょう。