バイク買取査定

バイクを売却する時に必要なものとは?

2014/10/27
文/野岸 泰之 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部


長年乗ったバイクを手放す時、廃車にするのではなく業者や個人間を通じて売却するという手段があります。その方法は主に、「専門業者による出張買取」「販売店への持込買取」「個人売買」とに分かれています。それぞれに特徴がありますが、このすべてに共通しているのが売却時に必要な書類があることです。いったい何が必要になるのでしょうか?

kaitori_2_1

かならず必要となる法定書類

専門業者による出張買取は、用意する書類が少ない

大手の買取専門業者は店頭販売を主体としないため、経費が抑えられその分が買取価格に転換されると思いがちですが、ユーザーの自宅までバイクを引き取りに来てくれるので、その分の経費が乗っていないとは言いきれません。

専門業者に買取りを依頼する時、そのほとんどが住まいやバイク駐輪場に査定に来てくれます。この時、必要になってくるのが『車検証』(排気量によります。250cc以下は軽自動車届出済証、125cc以下は標識交付書)と、『自賠責保険証明書』が必要です。他にも、売買成立の際には免許証などの『身分証明書』や『印鑑』が必要になってきます。

■必要書類など
・車検証(250cc以下は軽自動車届出済証、125cc以下は標識交付書)
・自賠責保険証明書
・身分証明書
・印鑑

バイク販売店に持ち込んでの買取りも、必要書類は少ない

バイク販売店に車両を持ち込んで買取りを依頼する時も、まず揃えるものは同じです。『車検証』(排気量による)と『自賠責保険証明書』が必要です。売買成立時も同様で、免許証などの『身分証明書』や『印鑑』が必要になります。

■必要書類など
・車検証(250cc以下は軽自動車届出済証、125cc以下は標識交付書)
・自賠責保険証明書
・身分証明書
・印鑑

個人売買での売却は、必要書類・作業共に煩雑になる

個人間でバイクを売却する時は、名義変更に必要な書類が排気量ごとに分かれ、またその量も多くなります(譲渡証明書や委任状)。書類の発行には、平日役所に足を運ぶ必要があり、たいへん手間です。また、売却相手に必要な手続きを確実に行ってもらう必要があります。

■必要書類など
・ナンバープレート
・標識交付証明書(排気量により)
・軽自動車届出済証(排気量により)
・廃車証明書(排気量により)
・譲渡証明書
・自賠責保険証
・軽自動車税申告書並びに標識交付申請書(排気量により)
・軽自動車届出済証記入申請書(排気量により)
・軽自動車税申告書(排気量により)
・住民票(排気量により)
・委任状(排気量により)
・手数料納付書(排気量により)
・申請書(排気量により)
・身分証明書
・印鑑
・石ずり(排気量により)

専門業者、バイク販売店による買取サービスを利用する際は、査定の時間が必要になるので、その時間を計算して予定を組みましょう。また、車両をカスタムしている場合は、ノーマルパーツがあったほうが良い時もあるので、手元にまだあれば一緒に用意しておきましょう。業者、販売店による買取は原則、名義人(書類上の)による立会が必須です。誰かに頼むことはできません。